Sunday, November 20, 2005

MusicBrainz

素材としての新しさ、という点では特にここ数年状況は変わっていないのでしょうが、MusicBrainz のアカウントを作って、いくつか編集してみました。

一番気になった / この部分の改善が必要だと感じたのは、国際化の部分です。例えば、いわゆる洋楽のアーティストのライブラリはそのまま日本語圏でも通用し得ます。「悪魔のドクター・ラブ」(原題: "Calling Dr. Love" ※ぜんぜん悪魔じゃない!)であるとか、「恐怖の頭脳革命」(原題: "Brain Salad Surgery")に見られるような、英語タイトルに対するイマジネーション充分な日本語タイトルが与えられる機会も、昨今のマーケットではめっきり減ってきました。ところで Pantera の「鎌首」(原題: "The Great Southern Trendkill")って 10 年近く前になるのですね。びっくりしました。

それは良いとして、その逆の部分、例えば日本語の曲を英語表記にするというニーズの部分です。純粋に曲のタイトルを考えると、それが作られた曲自身の表題と、広く知られるための表題があり、かつ後者については多言語化されるニーズも、少ないかもしれませんがあるものと思います。しかし一方で「木綿のハンカチーフ」を "Momenno Handkerchief" とするのは微妙にどうなのか、という感覚も多少私はあるのです。なんだかインダストリアル(攻撃的?)な印象すら受けます。

かくして言語というレイヤーはやはり難しい部分なのだな、と改めて認識しました。多言語文字コードが一元化されたとしても、その先で考えるべきことはまだまだありそうです。

曲のプライマリ言語の表題と、共通項的な言語の表題 (英語?) が個別のメタ情報として付与されれば良いのでしょうかね。プライマリ言語は何語であっても構わない構造で。

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